たまごかけごはん

どこかで箸休めしたくて書きなぐったものです。

二度と現れない奴らの幸せを願う話

春待つ僕ら』、ようやく10巻まで読みました。もぐです。

 

最近、好きになるキャラが全然好きな人と結ばれません。つらいです。普通にしんどいです。

 

春待つ僕ら』のあやちゃんも、『はじめて恋をした日に読む話』のまさしも、『ちはやふる』の太一も、あんなに美しく愛しているのに報われない。つらい。報われてくれ。

 

誰よりも純粋な想い、どうかどうか報われてくれ。

一番近くでずっと見てくれた、ずっと支えた人の想い、どうかどうか届いてくれ。

少女漫画の世界くらいではなんとか叶ってくれ。

 

少女漫画に求めるもの、ただただ幸せだけになってきてるのでりぼんの『きらめきのライオンハート』とか、好きで溢れてる漫画だいすきです。

まさかこんな大人になると思わなかった。だけど10年前の私よ、10年後の私は『きらめきのライオンハート』を読んで「尊い…」って言いながら涙を流す自分が割と嫌いじゃないです。

 

春待つ僕ら』10巻でナナさんが言っていた「永くんと美月ちゃんってお似合いだし、くっついたら上手くいくだろうと思うけど、そういう人って今後も現れる可能性はゼロじゃないじゃない? でも美月ちゃんにとっての神山君みたいな存在は、もう現れないからなぁ」っていう言葉、真理だった。

 

そして最近の私はその「もう現れない」存在がド性癖なのだと思う。

 

あやちゃんも、太一も、まさしも、美月にとって、千早にとって、順子にとって、二度と現れない存在なんだよね。そういう存在がどれだけ尊いものか、たぶん歳を追うごとにわかってきて、その尊さに「スキ…」ってなっちゃう。宝だよだって。ずっと、どんな時も自分を見てくれてた人がいるなんて。

 

世界には星の数ほど人がいるので、ナナさんの言う通り「お似合いで上手くいくだろう人」は、そうそう出会えないかもしれないけど現れる可能性はゼロじゃないんだよね。

たぶん、リアルの私たちはもうそういう人を逃してはならない年齢になってると思うし、そもそも宝を手にしてないことの方が多いけど、宝が手の中にある漫画の中の彼女たちには、なんとかそれが宝だと気づいてほしい。

そしてできれば愛でてくれ。それは私の推したちなので…。

 

推しに幸せになってほしい。推し以外の男も好きだけど、推しに幸せになってほしい。

推しの幸せは私の幸せである。少女漫画自体が私の幸せだけど。

 

息をするように幸せな二人であれ。